介護を続けていると

どんなに努力をしても

感情がうまくコントロールできない

瞬間が誰しもあります

 

 

イライラや落ち込み

自分に対する嫌悪感が

湧いてくることもあるでしょう

 

 

しかし、そうした

「うまくいかないとき」こそ

自分自身を責めるのではなく

心の持ち方を切り替えることが

大切です

 

感情がうまくコントロール

できないことで

ネガティブな思い込みが強まり

介護問題が家族関係の崩壊を

招いてしまうこともあります

 

 

そうならないためにも 

この記事では

感情がコントロールできないときの

マインドセットについてお伝えします

 

 

 

介護には体力・気力が必要で、

完璧を求めるほど

心が疲れてしまいます

  

感情の波は人間として当然の反応です

 

特に女性はホルモンバランスの影響で

感情の波が激しい生き物です

 

 

介護では

感情労働の連続であり

介護のない日常では

ここまで連続して感情が

突き動かされることはないでしょう

 

感情労働とはなにかというと


イヤな相手にも笑顔を作ったり、

感情をコントロールしたりするなど
感情のコントロールが求められることで
心身の疲労が蓄積される状態

 

と言われています

 

 

介護では
なるべく「怒らないように」
感情をコントロールする機会が
とんでもなく多いですよね


・病気で仕方のないことだから
・関わり方として怒ってはいけないと
 いわれているから

 

でも、イヤなものは嫌ですよね

 

それをコントロールしている時点で
感情が疲れてしまうんです

 

疲れ切って、乱れてしまう

 

なのでまずは

「感情が乱れるのは自分が

弱いからではない」と理解し

 

 

次のステップとして

感情がコントロールできない時

いつもならどうしているか

 

を思い出してみてください

 

感情のままに言葉を

ぶつけてしまっているのか

 

ひたすら飲み込んで飲み込んで

我慢を重ねるが

ふとした瞬間にダムのように

感情があふれ出すのか

 

きっといろんな感情の処理を

試行錯誤してきたかと思います

 

わたしからの提案としては

感情が高ぶるときは

 

 

高ぶった瞬間は

決してできることでは

ないと思います

 

物理的に一人になるのが

おすすめです

 

トイレに逃げるのも

手段だと思います

 

感情を「敵」と見なすのではなく

 

を知るためのサインだと

 

捉えること、気づくというのが

感情をコントロールする上で

大事な工程にになりますよ

 

具体的にどう俯瞰するかというと

 

 

と自分に問いかけます

 

ここで一つ注意してほしいのが

頭の中で考えを巡らせても

スムーズにはいかない

 

ということです

 

なので紙に書き起こしてください

 

 

 

年収億の社長さんがたも

ジャーナリングで感情の整理を

しているそうです

 

これだけ電子機器が普及していて

「紙?」と思うかと思いますが

目で見て、手を動かして

感情を認識する

 

という作業が良いのです

 

 

紙に書いていると

モザイクをかけたくなるような

感情や言葉がでてくると思いますが

 

その感情や言葉は

絶対に否定しないでください

 

その感情を持ったこと自体を

否定してはいけないんです

 

否定をすれば誤った認識だと

自己否定することになります

 

なんにせよ自分を否定して

いいことなんて何もないんです

 

(犯罪を犯してしまうのは別ですが)

 

否定をせず、代わりに

「そんな風に思うのも無理はない」

と肯定的に受け止める

 

 

楽観的に自分の感情と

向き合って欲しいんです

 

最初は抵抗があると思います

 

でもやっていくうちに

「こんな感情を持つのが自分」

と受け入れられるようになり

 

感情に揺さぶられることも

少しずつなくなっていきます

 

受け入れるのが難しければ

「そりゃ誰だってこんな風に

思う状況だったよな」

 

って自分に寄り添ってください

 

その感情を抱くとき

そこに悪意はないはずです

 

ならば寄り添っても

悪ではありませんよね

 

 

実は自分の感情を俯瞰することで

感情がコントロールできているんです

 

気づかぬうちに、です

 

 

そもそもなんですが、

感情が乱れているときは

 

心が「休息が必要だよ」と

伝えてくれているサインなんです

 

感情が制御できないとき

実は休めていなかった、

ということはありませんか?

 

24時間介護のことで頭がいっぱいで

体もへとへとだけ

ムチ打って馬車馬のようになっていた

 

そんなことはありませんか?

 

 

先の記事でもお伝えしましたが

介護において休むことは

介護の一環なんです

 

休むことは悪ではない

 

身も心も休ませながら

続けていくことが

なによりも長く続ける

ポイントになります

 

感情が荒れているときこそ

家族に伝えたり

ケアマネに相談をして

積極的にお休みを

取るようにしてください

 

 

どんなに頑張っても

すべてが順調に進む日はありません

 

「今日はうまくいかない日だった」

と認め

次の日に持ち越さない

心構えが大切です

 

いつまでも引きずってしまう

 

それは誰のためにもなりません

 

心配事の7割は起こらない

 

と言われているように

失敗を気にして、心配をしても

あまり周囲は気にしていないものです

 

なにより

失敗しても、それで

介護が終わるわけではありません

 

失敗をしても介護は続きます

 

どうしたらよかったのか、を

考えるのもいいですが

 

時には

「今日は自分に優しくする日」と

切り替えてみるのもおすすめです

 

介護を頑張っている時点で

実は自分を結構痛めつけています

 

感情をコントロールしている時点で

十分痛い目に合ってるんです

 

だから優しくする日がないのは

もはや拷問です

 

なにか悪いことでもしたんですか?

 

ってぐらい拷問です

 

そんなに自分にムチを打っても

いいことなんてないです

 

こんだけ世知辛いなかで

 

家計と睨めっこしながら

介護も頑張っているだから

じぶんにはとにかく

優しくあってほしいです

 

ご飯作るのが面倒だから

冷食でいいや

 

も悪いことをしてるように

思えるかもしれませんが

 

≪ご飯を作る手間・苦労から

自分を救っている≫

 

と考えたら

 

決して悪いことじゃないですよね

 

これも自分に優しくする方法です

 

わたしが担当していた方でも

ご飯作るの面倒で

冷食のお好み焼きの

柔らかいところ出してあげたら

喜んで食べてたわー

 

って教えてくれたことが

何度もあって

 

それを聞いて

「そんなラクして…」

だなんて思ったことないですし

 

3食手作りで用意をするって

難しい話だよなぁって

思って聞いてました

 

手を抜いた自分を

咎めるのではなく

自分を労わる手段として

手を抜く必要があった

 

そう考えてみてはどうでしょう

 

自己採点100点満点な毎日を

年単位で続いていくことは

あまりにも過酷です

 

 

ここまでお伝えしていても

「もっと出来なきゃいけないのに」

と思ってしまっている方は

いませんか? 

 

もっと上を目指すことは

決して悪いことではないです

 

わたしも皆さんに

今より良くなって欲しい

とおもって発信をしているので

 

そういった気持ちがないと

SNSもこのブログも

見ていないと思います

 

とても素晴らしいことです

 

けど、こんなんじゃ…と

自分を責めるのはまた違いますよ

 

むしろ自分を責めることは

感情をコントロールする上では

逆効果なんです

 

負のループを永遠に

巡る旅に出てしまいますよ

 

前向きに介護に関する

情報を集めるのは

すばらしいこと

 

そして時間をさいて

このブログを読んでいるのも

すごくありがたいですし、

すばらしいこと

 

だからこそ

もっと今じぶんがしていることを

肯定的に捉えて欲しいんです

 

介護に正解がないように

いろんな介護の仕方、

考え方があります

 

それに落ち込んだり

じぶんの頑張りを疑うような

 

そんなことはしてほしくないです

 

目の前にいる大事な家族を

一番知っているのはあなたです

 

そしてあなたなりの頑張りで支えている

 

現に支えられている

 

そこに不正解なんて

あるわけがありません

 

不正解がないのだから

比較の必要もありません

 

手段が違えど

どの家族を守れていることには

変わりがありません

 

だから、自分の介護を疑ったり

責めたりは絶対にしないでください

 

自信をもってください

 

 

感情をコントロールできないときや、

うまくいかない日があっても

大丈夫です

 

大切なのは、その状態を受け入れ

 

そして、自分をケアする時間を持つこと

 

そうすることでまた前に

進む力が湧いてきます

 

あなた自身を大切にすることで

感情がコントロールしやすくなり

より良い介護につながります

 

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